Category Archive ヨット修理

シートロックの交換

この古いタイプのシートロックが滑り出してシートが緩むそうで、お客様が中古で探してきたので取り付けだけ依頼されました。

新しいタイプとは取り付け穴の位置も違うため、まず取り外して穴を埋めます。

裏側はプレートを製作して強度を上げますが、以前の穴も隠れるように設計しています。

新しいシートロックの穴あけをしますが切屑が船内に落ちてしまうのでカバーをします。

無事に取り付け完了です。新しい穴も防水処理して取り付けします。

取り付け完了です。中古で購入された部品等の取り付け依頼も受けられる場合があります。

まずはご相談ください。

メーターカバー製作

レース艇のヨットのメーターカバーを作りました。

紫外線で画面が焼けたりするので防水性のあるサンブレラという生地でミシンで作りました。

マジックテープで止めてから再度外れないように、プラのバックルを付けています。

完全、現物合わせの一品物です。

バウハッチのパッキン交換

ヤマハの26ftのヨットのバウハッチのパッキン交換を依頼を受けました。

年式が古くなってくるとパッキンが潰れてヒンジがガタガタしてきます。そうなると最近では船検に通りません。以前より検査が厳しくなっています。

そこで交換依頼が来ました。

新品のYAMAHA純正パッキンはこんな形をしています。

まずは既存のパッキンを剥がす作業ですが海上では大変ですので扉を外してから陸上で作業します。

カッターである程度を剥がして、スクレーパーやアセトンを使い綺麗に取り外します。

この作業は意外と時間が掛かります。

新しいパッキンは、接着面の油分を落としてから軽くペーパーを掛けて接着剤を塗布します。

その後、動かないように重しを乗せて24時間硬化させます。

これで完成です。

新しいパッキンだとしっかりと密封できて次回の船検でも無事に問題なく通るでしょう。

ご依頼ありがとうございました。

ヨットのエンジントラブル その2

寒くなってくるとエンジンの始動不良案件が多くなってきます。

バッテリートラブル、電気系、スターター、色々原因があります。

今回のご依頼はヤマハの26Sで船外機艇です。

全くエンジンが始動出来ないとのことで確認しました。

セルは回るけれどエンジンが初爆しない。

まずはプラグを外してみます。全然ガソリンで濡れていません。

キルスイッチの異常も考えられるのでテスターでチェックします。

次にキャブレターのフロート室をチェックします。

燃料は来ていました。

でも、そこから燃焼室にガソリンが届いていないことになります。

キャブレターを外して、分解してキャブレターオーバーホールをしました。

キャブレターも綺麗になり、無事にエンジン始動しました。

ガソリンエンジンはあまり使用頻度が低いとキャブレターが固まって始動不良になりやすいです。

そういう時はRanaボートサービス定期メンテナンス契約していただけると定期的にエンジン始動や

オイル交換等のメンテナンスを致しますので余分なストレスから解消されます。

エンジンしっかり始動して修理完了です。

電動マリントイレ修理

お客様がご自分で電動マリントイレを修理しようとしてモーターを外しました。

構造が理解してからバラせば良いのにモーター側のネジを外してしまいました。

TMC製のマリントイレのモーターです。

これは上の部分にインペラーが入っています。

逆にモーター側をバラしてしまい。カーボンブラシとバネが外れて組めない状態になってしまいました。

最初から私が外してインペラーチェックをしていれば1時間半で済む仕事がモーターをバラしてしまい

これを復旧して元に戻してインペラー点検してトイレに取り付け、配線をやり直して3時間半の仕事に

なってしまいました。

通常はやり掛けの仕事はお受けしません。定期的にお仕事を依頼していただいてる

お客様には一緒に修理したり必要な専用工具の購入アドバイスをしたりの

お付き合いをさせていただいています。

ヨットのバッテリースイッチ交換

今回は、VIKING 22というヨットです。エンジンはYA8です。

バッテリーが今では珍しいナイフ型スイッチです。

バッテリー回路をエンジン用とハウス用に分けたいということで交換しました。

まずは取り外してから新しいスイッチを取り付ける穴を空けます。

配線を引き直して、取り付けて完了です。

こういう簡単な作業でも何でもやりますのでご依頼ください。

出張費と作業費で受けています。

レース艇のスピードメーター修理

Farr31というヨットのスピードメーター修理です。

全く動作しなくなってしまったそうです。

まず、電気関連のトラブルはどうして動作しなくなったか?原因を見つけることです。

そうなると、まず分解です。

ジャンボメーターを外して、サーバー部分も全部配線経路を確認します。

床板を外して、全て配線経路を確認します。これが一番大変な作業です。

ほとんどのヨットが船内にセールやロープ類がいっぱいです。

全て出して、お掃除から開始です。

今回の計器は NEXUS NX2 MULTI CONTROLというタイプでした。

電圧もちょっと低い。

そういう時はサーバーに直接繋いで確認します。

問題なく表示しています。そうなるとケーブルを交換となります。

マストの中を通して、船内を通してサーバーまで15mを通す作業も大変です。

ケーブルも専用のシールドケーブルを取り寄せて結線しました。

修理完了です。作業日数は2日間。

次回のレース頑張ってくださいね。

,

温水器修理とビルジポンプ交換

今回はオーナーさんからビルジが大雨の後に床板の下に大量に溜まっているから

見てほしいと依頼があり見てきました。

ヨットは新艇で買われたオセアニス 30.1でした。

最近の新しいヨットは全部水に漬け込むタイプのビルジポンプを使わなくなってきました。やはり信頼性の問題だと思います。

まずは吸い込み口を探します。新しいヨットはそういう場所を探すのもパズルの様な床板を外して確認します。

吸い込みフィルターも汚れていたので洗浄します。それでもポンプの音はするけれど吸い込みません。

やはりビルジポンプの故障で、今後を考えて新品交換しました。

ついでに温水器のエレメントが壊れてお湯が出なかったのでエレメントも交換しました。

この温水器のエレメント交換も特殊なスパナが必要です。こんな奥の薄いナットは専用工具でないと

外せません。

新艇のヨットも購入されてからかなり壊れています。やはり電気関係は海の上に浮いていますから

壊れます。

当社、おすすめは新古艇がおすすめです。ある程度壊れて、修理された物がお得だと思います。

これから、ヨットやボートを買おうと思っている方は当社の様な業者に見てもらってから購入して

くださいね。

ボートやヨットが200万以下で購入出来ても買ってから修理に150万から300万も掛かる大変な物を

手に入れてしまう可能性があります。

ほとんどが安い中古艇は

①高齢で修理代が高いので間にあわせで簡易修理だけして乗っている。

②修理代のかかり過ぎで、もう辞めたい。

③次に修理する部品が、エンジンやメインセール等で高額なのでそろそろ売っておきたい。

そんなものばかりです。安かろう悪かろうがほとんでです。

良い物件は、ネットに出る前に売れます。

お気をつけください。

買う前にご相談ください。出張費と日当程度で同行してチェックします。

セイルバック、スタックパック取り付け

当社はゆうこうまりんさんのセイルバックを販売しています。

高品質で使いやすい。サイドにファスナーがあり開けやすいです。

当社で計測して取り付けまでやります。

スタックパックが無いヨットにも追加で取り付けしています。

船名を入れることも可能です。

こちらはフード一体型です。

現在、計測してから8週間の納期をいただいています。

30ftのヨットで取り付け込みでスタックパックが付いている場合は11万ぐらい

新規でスタックパックを取付すると14万ぐらいです。

ご検討ください。

エンジンがオーバーヒートする

NJYのヨットオーナーさんから排水の出が悪く回転を上げて走ると1500RPMぐらいでオーバーヒート

すると連絡をいただきました。

オーナーさんは色々と詳しい方でインペラーは交換した。念の為にサーモスタットも交換したが

改善されない。家も遠いし、解決には時間が掛かりそうなのでと言うことでお仕事依頼が来ました。

私は携帯用エアーガンを使ってエアーブローしてルートを確認していきます。

最後に怪しいと思ったのはバルブでした。

バルブはフルボアは少なく(内径が小さくならないタイプ)、内径の大きさが普通は小さくなってしまうんです。(ワンサイズ小さくなる場合が多いです。 例 1/2 → 3/8)

また、ホースニップルを付けることで内径がホース径より細くなってしまうことが

あります。その辺りをしっかり理解して改造等を行なってください。

また、今回の様なセイルドライブのヨットには魚の吸い込み事故は多いです。

ホースニップルの中に魚が居ました。

吸い込み口の後ろにストレーナーを付けることを提案させていただきました。

また、バルブはワンサイズ大きなものに交換すればトラブルは減ります。

どうしても途中が細くなっていると高回転時に流量不足気味になるリスクが増えます。

PAGE TOP