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ヨットの回航 千葉県から沼津市

中古艇を買われて仲間同士で回航予定だったそうですが、冬の天候不順とクルーの休み問題等で

ご依頼が来ました。千葉県から沼津市までのヨット回航です。

エンジンは2GM バンドフェットです。天気予報情報には私はPredictWindを使ってます。

3日間の予定で日程を組みましたが、最終日以降は海峡が荒れそうな天気予報です。

また3日目の石廊崎付近は20ntオーバーの向かい風です。まあ20ntぐらいまではヨットレースを

やっている私は普通です。ずぶ濡れはしょうがないです。その分装備していれば大丈夫です。

木更津にお昼に入りましたが、先の事を考えて昼に出港しました。目指すは三浦港です。

ここは何度も来たことがあり入口の定置網に気をつけながら沖側から入港すれば広いし港内は明るいので

安心です、ただ土曜日だったこともあり夜7時過ぎにたった1艇だけ隙間が見つかり停泊出来ました。

今回の問題は、オートパイロットが使えない回航でした。前回の沼津から銚子マリーナもオートパイロット無し

でした。アイフォンのコンパスアプリを利用して蛇行しないようん最短ルートでトリムします。

翌日、三浦港を早朝4時に出港して13時過ぎに下田港に到着。

この冬場は3時過ぎると寒いし、日没が16時台です。何かトラブルが発生してからでは遅いので

到着時刻は13時付近に設定しています。下田まで伊東沖で逆潮に捕まりました。

SOGが1.4ntで厳しい1時間半でした。SOGを見ながら岸沿いを狙って走ります。

稲取を越えるぐらいからSOGは5ntに戻り安心しました。

やはり30ftぐらいのヨットは平均4から4.5ntで航路計画を作ることです。

下田に到着後にVベルトチェック、オイル消費量をチェックして燃料を補給して翌日の準備をします。

下田を3時に出港して沼津に12時15分に到着してオーナー様に引き渡しました。

平均燃費は時間あたり1.5リットルでした。

基本的に回航は2名で回航します。

回航依頼もお待ちしています。

ヨットのエンジントラブル その2

寒くなってくるとエンジンの始動不良案件が多くなってきます。

バッテリートラブル、電気系、スターター、色々原因があります。

今回のご依頼はヤマハの26Sで船外機艇です。

全くエンジンが始動出来ないとのことで確認しました。

セルは回るけれどエンジンが初爆しない。

まずはプラグを外してみます。全然ガソリンで濡れていません。

キルスイッチの異常も考えられるのでテスターでチェックします。

次にキャブレターのフロート室をチェックします。

燃料は来ていました。

でも、そこから燃焼室にガソリンが届いていないことになります。

キャブレターを外して、分解してキャブレターオーバーホールをしました。

キャブレターも綺麗になり、無事にエンジン始動しました。

ガソリンエンジンはあまり使用頻度が低いとキャブレターが固まって始動不良になりやすいです。

そういう時はRanaボートサービス定期メンテナンス契約していただけると定期的にエンジン始動や

オイル交換等のメンテナンスを致しますので余分なストレスから解消されます。

エンジンしっかり始動して修理完了です。

ヨットのエンジントラブル

31ftのヨットでエンジンがオーバーヒートしているとのことで確認してきました。

まず、オーバーヒートして警報が鳴りランプが点灯しているとのことでした。

通常オーバーヒートの場合には排水の出が悪い、Vベルトの緩みが考えられます。

したがって、順を追って確認していきます。

Vベルトはご覧の様にゆるゆるでした。エンジンルームはゴムの粉で一杯でした。

これはオーナーさんが全然メンテナンスしていない事が原因です。

しかしながらVベルトだけでオーバーヒートの原因の一つですが、冷却水のルート確認も必要です。

海水ポンプも外してインペラーも確認してインペラーは問題無しでした。

Vベルトを新品に交換して、再度エンジン始動して30分程度運転してオーバーヒートの

問題が発生しなかったので修理完了となりました。

排気口から元気に冷却水が出るようになりました。

ご依頼ありがとうございました。

電動マリントイレ修理

お客様がご自分で電動マリントイレを修理しようとしてモーターを外しました。

構造が理解してからバラせば良いのにモーター側のネジを外してしまいました。

TMC製のマリントイレのモーターです。

これは上の部分にインペラーが入っています。

逆にモーター側をバラしてしまい。カーボンブラシとバネが外れて組めない状態になってしまいました。

最初から私が外してインペラーチェックをしていれば1時間半で済む仕事がモーターをバラしてしまい

これを復旧して元に戻してインペラー点検してトイレに取り付け、配線をやり直して3時間半の仕事に

なってしまいました。

通常はやり掛けの仕事はお受けしません。定期的にお仕事を依頼していただいてる

お客様には一緒に修理したり必要な専用工具の購入アドバイスをしたりの

お付き合いをさせていただいています。

レース艇のスピードメーター修理

Farr31というヨットのスピードメーター修理です。

全く動作しなくなってしまったそうです。

まず、電気関連のトラブルはどうして動作しなくなったか?原因を見つけることです。

そうなると、まず分解です。

ジャンボメーターを外して、サーバー部分も全部配線経路を確認します。

床板を外して、全て配線経路を確認します。これが一番大変な作業です。

ほとんどのヨットが船内にセールやロープ類がいっぱいです。

全て出して、お掃除から開始です。

今回の計器は NEXUS NX2 MULTI CONTROLというタイプでした。

電圧もちょっと低い。

そういう時はサーバーに直接繋いで確認します。

問題なく表示しています。そうなるとケーブルを交換となります。

マストの中を通して、船内を通してサーバーまで15mを通す作業も大変です。

ケーブルも専用のシールドケーブルを取り寄せて結線しました。

修理完了です。作業日数は2日間。

次回のレース頑張ってくださいね。

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PSS交換

今回はNJYのリベッチオというヨットでシャフトシール(PSS)からの海水漏れが発生したと

いうことで上架して交換しました。

この作業は意外と大変です。まずシャフトをエンジンから切り離すのが苦労します。

今回、右側がエンジン側ですがゴム製のカップリング構造になっていました。

ボルトがフランジに付いていて抜けませんでした。通常ですとこのボルトを長いものに取り替えて

フランジの中のロックナットを外して、フランジ同士を締め込んで左側のフランジを抜きます。

今回はその方法でフランジの脱着ができないため特殊な工具がないとフランジが外れません。

そこで旋盤という工作機械で特殊工具を製作してもらいました。CADで図面を書いて外注工場で

作ってもらいました。

左側のフランジに取り付けているのが、今回製作した特殊工具です。

ボルトを締め込んで行くと左側のフランジが抜けてきます。

フランジが抜けたら、キーを取り外すとやっとPSSが交換可能になります。

無事にPSSが外れました。シャフトをしっかり磨いてから新しいPSSを取り付けます。

今回のPSSは改良されていて右側のリングが旧型です。新型はリング幅が広くなり中のOリングが2本になって

いました。改良されているようです。

取付には芯だしという作業をします。しっかりと振れが最小になるようにエンジンフランジを取り付けます。

これで安心してヨットに乗れます。

お仕事ご依頼ありがとうございました。

ヨットのティラー交換

今回はヨットのティラーの交換を依頼されました。

オーナー様は、車で2時間掛かる場所に住んでられるので、そのために移動して取り付けてと時間が掛かります。

今回の作業内容は、アルミの取付部分に2箇所穴を空けて、適性なボルトを購入して取付です。

ちょっと、難しいのは位置出しして穴を空ける作業です。ヨットが海上にあるため。

ノギスを使い0.5mmぐらいの精度で位置出ししてケガキます。それから陸上でボール盤で穴あけをして

ボルトを選定して、用意して取り付けます。

簡単な作業ですが、全てご自分でやると、ボルトを用意したりと結局2日以上掛かることになります。

次はセーリングしにマリーナーでお待ちしています。

整備ばかりしていないで、乗れる状態にするのがマリン整備士の仕事です。

配電盤の新設

ベネトゥ オセアニス440を中古艇で買われたオーナー様からの依頼でバッテリーシステムの見直し、サブバッテリーのリチウムイオン電池採用、電動ビルジポンプ交換、オートパイロットリモコン追加等のご依頼を受けました。

まず、バッテリー配線が前オーナーさんがDIYで施工していたようで回路がめちゃめちゃに配線されていたので全て取り外して見直しました。その他使われていない機器の取り外しをして配電盤も新設しました。

使われていない機器は全て取り外して、配線も撤去しました。

すっきりとした配電盤に変わりました。左側は将来的にGPS画面が入るように空けてあります。

バッテリーもRENOGYのバッテリーモニターで管理するようにしています。

オートパイロットリモコンも新設しました。とても便利です。

中古艇を買われてからの、装備見直し等、ご予算に応じてご相談ください。

ヤマハ 26Sの窓交換作業

ヤマハの26S のアクリル窓ですが2分割で取り付けてありますが、バリバリに割れてしまい。

今回は1枚物に変更して交換いたしました。

既存の窓を取り外して再塗装してから取付しました。

これで梅雨時も安心です。

オートパイロット取り付け

38ftのヨットです。

ラットタイプのオートパイロット取り付け並びに、燃料タンク洗浄、GPS取り付けをしています。

このフルノGPSを取り付けるためにステンレス板を切り出して、TIG溶接で溶接して取り付けアダプタを製作しました。

ヨットの場合には電源の取り出しが大変な作業になります。将来的に対応出来るようにターミナルを追加して取り付けます。

部材持ち込みの取り付けもご相談ください。

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